技ワンポイントアドバイス

ウインドミルは地面に対して水平方向の回転と、タテ方向の回転との組み合わせでできています。 写真1から5までが水平方向の回転をつけるための動き 写真6から8までがタテ方向の回転をつけるための動き です。 つまりはいり方はどんな方法でも、水平方向の回転がつけられればよいということです。 いちばんオーソドックスで勢いのつけやすいニューヨークスタイルの入り方で説明します。 1 6歩のフットワークの4歩目で止めて、右手の位置はそのまま   左手をその横に着きます。体がねじれる感じになりますが、   このねじれをほどく力が、勢いをつけるコツのひとつです。 2 左手に重心をのせながら、下半身を浮かせます。 3 左肘を内側にたたみながら(赤矢印)体を降ろしてきます。 4 左肩から地面に落としていきます。   肩の落ちる位置は左手のひらのすぐそばです。   右足は高くしておいて、左足は床すれすれを振っていきます。   このとき左足をどれだけ強く振れるるかで勢いが決まります。 5 水平方向にスピンしているので 4で向こう側にあった頭がこちら側まで来ています。 6 頭を床に着けて、右手を体の下からすばやく抜きます。   ここの上半身の返しはフロアトラックスの技術を使います。   右足はうしろへ引き抜いていきます。 7 あごを引いて頭を床につけるようにすると  下半身が高くなり、楽に足が抜けていきます。 8 5の状態からタテ方向に回転して逆向きになっています。   さらにスピードをのせていけば、床に手を着ける必要がなくなります。 ウインドミルができない原因 ウインドミルができない人は必ず次の2つに当てはまります。 1 開脚のキープができていない。 2 うつぶせの時にあごが出て頭が床から離れている。 どちらも下半身が落ちる原因となり、 足が床にひっかかり回れません。 最初は必ず毛糸の帽子をかぶって、 頭を床につける形で練習しましょう。 ついでに ウインドミルのためのフロアトラックス講座 1 仰向けの状態で右手は手のひらを上に向けて用意 2 左足でジャンプ。左手は体の右側に着きにいきます。 3 右手は体の下を通して抜いてきます。ジャージの白いラインは腕でなく背中です。 4 左手を着きにいっているのが体の向こう側にちらりと見えます。 5 右手は体を支えているわけではなく、下から抜いて来る途中です。 6 孫悟空の頭の輪の部分を床に順番にこすっていくイメージです。 7 体の下を抜いてきた右手を床に着きにいきます。 8 左側頭部まで返して完成。 コツは頭を最初から最後まで床から離さない(アゴをださない)ことです。 ・実際には2から8はほんの一瞬で行います。下半身を上に蹴り上げておいて、  それが落ちてくるまでの間に上半身をひっくり返す、という動きです。 ・左手を着く位置をいろいろ変えてベストポジションを探しましょう。 ・ウインドミルの場合はすでに下半身が空中にあるので、そこが違うだけです。 ・練習にはちゃんとニット帽をかぶりましょう。